更年期研究所

「更年期障害は遺伝する?」「更年期障害にならないための3つの方法」

この記事で分かること

・更年期障害は遺伝するのか?
・更年期障害になる理由
・更年期障害にならないための方法

こんにちは!NPO法人ちぇぶら代表の永田京子です。
企業さんや自治体、医療機関など、お呼びいただいたり、ご縁ある様々な場所で、「女性ホルモンと心とカラダ」セミナーの出張開催を行なっています。

20190202 愛知県 / 小牧市 まなび創造館「ちぇぶら」連続セミナーの様子 愛知県 / 小牧市 まなび創造館「ちぇぶら」連続セミナーの様子

 

先日のセミナーで、「更年期障害は遺伝するのでしょうか」という質問がありましたので、今日はそのことについて書きたいと思います。

更年期障害は遺伝するのか?

「自分の母親が、更年期障害で、とても大変そうだった姿を見ていたので、私も同じようになってしまうのではと不安です」

そのような相談を受けることも少なくありません。

答えを言うと、更年期障害は遺伝しません^^

まず、更年期症状と更年期障害は違うのですが、更年期症状は9割の女性、つまりほとんどの女性が更年期に感じる心や体の不調のことです。

一方で更年期障害はその更年期症状によって、自分、もしくは家族の日常生活に支障が出てしまう状態のことを指しています。

「更年期障害」になる理由は、3つ

一つ目は、身体的要因です。女性ホルモンの急低下によって起こる自律神経の乱れなどの症状。カラダが疲れやすくなったり、動悸や急な発汗やほてり、睡眠の問題や、冷え、便秘などがこれに当たります。

二つ目は、環境要因です。家族環境の変化や仕事のストレス、経済的な問題など。
更年期はちょうど仕事で責任ある立場になる、親の介護が始まる、子どもが巣立つなど、家庭環境が大きく変化しやすい時期。人によっては様々な環境変化が重なることも多いのです。

3つ目は、心理的要因です。
本人の気質によるもの。きっちりした性格や、自分に厳しい性格、「わたしなんて…」と
マイナスに捉えやすい性格は更年期障害になりやすい・・・と一般的には言われています。

しかし、私はこれらの要因は、全部カバーできると考えています。

更年期障害を予防するための方法

原因がわかれば、対策ができます。

下記はちぇぶらのプログラムでも実践していること。
一つ目の身体的要因については、「ちぇぶら体操」で体調管理の方法や、自律神経を整える方法を身につけていきます。

二つ目の環境要因。これに対しては、ライフキャリアデザインワークを行います。
自分の人生のライフイベントを紙の上に書き出し、俯瞰して見ることができるワークなのですが、これが結構大切。例えば、同じ事柄が起こったとしても、丸腰でその変化を迎えるのと、心構えをしていたり、準備をして変化にのぞむのとでは、過ごし方も、事の捉え方も、対処の仕方も、アクションも余裕も変わります。

三つ目の、心理的要因について、多くの場合「本人の気質だから仕方がない」と思われがちですが、そんな事ありません。
例えば、「ちぇぶら」のセミナーで、更年期の情報を正しく知ることができれば、心構えができますし、いざという時に医療機関にかかるハードルだって下げられます。
共通のテーマを持ったコミュニティに出会えることも、気持ちの安定に繋がりますし、そう考えると、この心理的要因のハードルはグッと下げることができるはずです。

という事で、私たちはNPO法人ちぇぶらは、こんな取り組みをやっています^^

更年期障害は遺伝はしません。
正しく知る事、対策ケアに取り組む事で、予防も対処もできるのです。

だから、多くの方に、伝えていきたいです。
みなさんの、明日がますます笑顔になりますように。

まとめ

更年期障害は遺伝はしません。
正しく知る事、対策ケアに取り組む事で、予防も対処もできます。
更年期障害を予防するには、身体的要因、環境要因、
心理的要因をおさえること。

全国各地に、出張講座を行なっています。
お気軽にお問い合わせくださいね!


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