こんにちは!永田京子です。日本橋で開催の「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」学術集会に参加、発表してきました。発表内容は「更年期女性の健康サポートを地域で広めるには?NPO・行政・医療機関の協働事例報告」について。
更年期女性の健康サポートを地域で広めるには?
NPO・行政・医療機関の協働事例報告
<発表者>
永田京子
特定非営利活動法人ちぇぶら 代表理事, メノポーズカウンセラー
Kyoko Nagata,
Nonprofit Organization Chebura’s Founder , Menopause Counselor
<抄録>
更年期女性の健康サポートを拡大するためには, メノポーズカウンセラーが単体で
活動を行うだけでなく, 様々な機関と協働することにより何倍も早く普及が進む可能性
が考えられる. この発表では, 愛知県小牧市で実際に行われている, メノポーズカウン
セラーである著者が代表を務めるNPO法人ちぇぶらと行政, 医療機関の協働で更年
期女性の健康をサポートする事例を紹介する.
小牧市の行政(保健センター)と医療機関(小牧市乳がん検診指定医療機関)に働
きかけ, 対象世代が同じである更年期と乳がん検診を普及するリーフレットを協働制
作し, 2,000部を市内18の公共施設に設置. また, 市内で更年期と乳がん健診啓発を
目的としたイベントを実施した.
この活動には, 愛知県小牧市では協働によるまちづくりを推進する事業「市民活動
助成金事業」を活用. 応募し採択されることで, NPOは事業のための予算補助がつく
だけでなく, 広報や市内の公共施設での告知という行政の力を活用でき活動の推進
になる. 一方で協働先はまちの課題解決につながり, 役割としての使命を果たすこと
ができ, 医療費・社会保障費の削減など大きなメリットがあると考えられる.
今後の展望としては、NPO単体の活動ではなく, 市民提案型の事業として乳がん検
診の無料クーポンに更年期啓発のリーフレットを同封し, 市内100%の更年期を迎え
る女性に正しい情報を届けることを目標としている.
最後に, 愛知県小牧市の事例を紹介したが, そのほかの市町村でも協働について
の制度が数多く存在している. この発表がメノポーズカウンセラーの活動の一助とな
り, 更年期女性の健康サポートが日本中に普及することを期待する.
提出後の動き
抄録は8月中に提出の必要があったので、掲載のものには、「市内100%の更年期を迎え
る女性に正しい情報を届けることを目標としている.」と展望が書いてあるのですが、来年度から、40歳になった時点で、個別配送される乳がん検診の無料クーポンと一緒に、更年期ケアの情報が届けることができることになりました!!
学術集会で印象に残ったのは、女性の中の男性ホルモンの役割についてご講演された熊本悦明先生が「更年期は若い。60から90歳は熟年期です。70から80歳は働き盛り。90からが高年期だ」という言葉。夢があるじゃないですか。
そして、熊本先生が90歳だと分かったときのこの言葉の説得力ったら!!
会では、昨年、カナダで開催された国際閉経学会、International menopause societyでお世話になった先生方に再会できたり、メノポーズカウンセラー仲間、ちぇぶらメンバーにもお会いできたり、幸せな時間でした。
これからも「健康的で 楽しくて 役に立つ」をモットーに活動を進めていきます。
今日も、ブログを読んでくれてありがとうございます。
人生はいつだって今が一番若くて、何かを始めるときに年齢は関係ない。
30代、40代、50代は「若者」でした。
ぜひまた読みに来てくださいね。
←本『女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操』が三笠書房さんより出ます。Amazonでの予約販売がスタートしました。(10月30日より発売)
出版を祝して、11月3日に、記念パーティーを行うことになりました。みなさんとの顔を合わせての交流、これまでの歩みの共有はもちろん、更年期ケアの漫才もお披露目しますよ。よろしければ、お知り合いもお誘いください♪お会いできること楽しみにしています。