嫉妬の原因について
嫉妬の心身への影響
嫉妬の感情への対策
ご質問
「40代になっても、他人の成功を見ては、素直に喜べず嫉妬してしまいます。自分と比べてしまい、自己嫌悪に陥ります。これって普通ですか?」先日、このような質問をいただきました。
40代は、人生の節目とも言える大事な時期。そこで感じる「嫉妬心」は、意外とたくさんの人が経験しているものなんです。今回は、「嫉妬」の感情を少しでもポジティブに変えていけるヒントをお伝えしたいと思います。
なぜモヤモヤするの?嫉妬の原因について
嫉妬の理由は、ズバリ!「他の人と自分を比べて、自分の価値を測ってしまこと」。
だから、フィールドの近い人には嫉妬するけど、あまり自分と違うフィールドの人には比較のしようがないので、あまり嫉妬しないんですよね。
たとえば、会社で同じ部署で働く同僚が昇進した場合、似た条件で働いているのに「なぜあの人で、なぜ私ではないのか」と、その人に対して嫉妬することがあります。自分と比べやすいから。しかし、たとえば、アラブの「石油王」と呼ばれる大富豪がもうひとつ石油を掘り当てた!としても、嫉妬する人は少ないんじゃないでしょうか。自分と比べにくいものに関しては、嫉妬心は起こりにくいです。
40代まで生きていれば、仕事での成功、お金、幸せそうな生活…表面的なものから、心の奥底にある不安や満足できていない感情まで生きていれば様々ありますが、「嫉妬」の主な理由は、「他の人と自分を比べて、自分の価値を測ってしまうこと」にあります。
嫉妬ってどんな影響があるの?
「嫉妬」は、「なにくそー!」というように、ポジティブな動機付けに活用できれば、自身の目標達成や自己改善につなげることができます。この感情をきっかけに、自分を見つめ直すこともできます。
しかし、多くの場合、嫉妬は心にとって良くない影響を持っています。ストレスの原因になるので、長く続くと心の健康を害したり、嫉妬を感じる相手に意地悪をしてしまって人間関係にしこりを残してしまったり、人と比べて自分のことを過小評価してしまうことも。
なにより自分自身が疲れてしまいます。
どうすればいい?
嫉妬の感情をもつのに疲れたなという場合、対策は1つ。「他の人と比べない」ということ。比べるなら、「昨日の自分と今日の自分」。自分自身の成長を振り返ることです。
そうはいっても難しいという場合は、「今日あった良かったこと」を3つ書き出してみましょう。意識を他人ではなく自分に向ける。「自分は、これまでよくやってるじゃないか」と、自分を認めて、今ある幸せに気づくことです。
おわりに
他の人があなたよりもうまくできることがあっても、あなた自身に価値がないわけではありありません。大切なのは、他人との比較ではなく、自分自身の価値を自分で知ることです。
40代で感じる「嫉妬」は、誰にでもある普通の感情です。大切なのは、その感情をどう捉え、どう向き合うか。人生は人との比較ではなく、自分自身の幸せを見つける旅です。その一歩を踏み出してみましょう!