日々のこと

フルマラソンを走って感じた「更年期からは応援力で幸せになる」

こんにちは!昨日、名古屋ウィメンズのフルマラソンを走り切りました!42.195キロメートル。辛くなってきた後半は、仲間や家族、沿道の応援のパワーに押され、感動して泣きながら走り、ゴールは笑顔で!


振り返って思うのは、応援の声がどれほど力になったか。そこで、今日は、応援される側と応援する側、双方のメリットを考えていきます。 更年期からをより良く生きるヒントになるはずです。

応援される側のメリット

精神的な支え
「いいぞ!」「あと少し」「よく頑張ってる」このように、応援されると、がんばろうという勇気がでてきたり、心が支えられる、そんな経験はありませんか?スポーツ心理学の研究*では、応援されることで、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態(いわゆる自己効力感)が高まり、ストレスの軽減につながります。
(*Bandura, 1977)

からだのパフォーマンスの向上
また、応援されることで体のパフォーマンスがよくなるという研究もあります*。ホームアドバンテージと言われますが、スポーツを行う際、観客がいる本拠地での試合を行うことで選手のパフォーマンスがよくなることが知られています。これは、応援者がいることが、選手のモチベーションを高め、集中力を高めるからです。
(*Crowd influence on decisions in association football. Nevill et al., 1999)

応援を受けると言う事は、心とパフォーマンスの栄養になります。

応援する側のメリット

応援すること自体が、応援する人にとってもメリットがあります。
共感とコミュニティ

応援することで、人との絆が深まり、コミュニティ感が高まります。グループ内で一緒に作業をしたり、体験を共有することで、グループの結束力を高められます。

ポジティブな感情の増幅
さらに、応援することで、ポジティブな感情が経験しやすくなります。成功を一緒に喜ぶこと、達成感は、応援する側にとっても、幸せ感を高めます。ポジティブな感情は、心身の健康に良い影響を与えて、ストレス耐性を向上させることが多くの研究で示されています(The role of positive emotions in positive psychology: The broaden-and-build theory of positive emotions.)。

更年期と応援の力

更年期は、ホルモンバランスの変化により、心身にさまざまな影響が現れる時期です。この変化期において、応援すること、されることは、私はすごくいい健康管理の手段となると考えてます。

更年期のストレス軽減
更年期で言えば、たとえば体調1つとっても大なり小なりチャレンジが多い。応援されることで、きっとうまくいく、大丈夫と思えたり、ストレスや更年期特有の心身の不調を軽減できる可能性があります。
また、応援すること、されることで、社会とのつながりができるので、孤独感が減らせる。
お互いに応援し合ったり、また「推しがいる」などはすごくいいと思います。

豊かな更年期の過ごし方
自分がなにかに挑戦して応援される機会を作り出したり、また誰かを応援することは、更年期からを豊かに過ごすことにつながります。頑張っている人を見ると妬ましく感じることもあるかもしれません。でも、嫉妬ではなく、応援してみてください。すると、幸せ感が高まります。趣味やお仕事でもいいし、ボランティア活動でもいいし、いろんな場に参加をしてみると、応援の輪を広げる機会になります。

応援の力は、ただの声援を超え、心身の健康、社会的つながり、そして人生の充実感に深く関わっています。昨日のマラソンの経験からも、その力を改めて実感しました!
私たちは、応援し、応援されることで、より豊かな人生を築くことができます。