日々のこと

自然の中で過ごせば、幸福度は本当に上がる(更年期と科学)

こんにちは、更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
ちょっと緑を見るだけで、ふっと心がゆるむ…そんな瞬間、ありませんか?
実はこれは、気のせいではなくて、科学的にもちゃんと裏付けがあるんです。

イギリスの大規模な研究によると、
週に120分以上、自然の中で過ごしている人は、
「健康状態が良い」「幸福感がある」と感じる傾向が強いことがわかっています。

出典:Spending at least 120 minutes a week in nature is associated with good health and wellbeing

ちなみにこの調査、対象はなんと約2万人(成人1万9806人)。
過去1週間に野原や森林などで過ごした時間と、自己申告の健康と幸福感について調査したものです。

とはいえ、120分。
仕事や家事で忙しくて、そんな時間とれないよ〜っていう日もありますよね。

しかし、アメリカ・コーネル大学の研究では、
たった10〜50分間だけでも、自然の中で過ごすことでストレスが軽減されるってことがわかっています。10分だと散歩とかでいけそうですよね。
出典:Spending time in nature reduces stress, research finds

「何かをする元気が出ない」ときこそ、
ただ緑の中を歩くだけでも、十分なケアになるんです。

人は何も活動をしないと、どんどん心の元気がなくなってしまいます。
更年期で、何もする気になれなくても、心の元気を保つためには、今できる範囲で少しでも楽しさや達成感を感じられる活動を増やすことが大切です。

更年期で、心や体が揺らぎやすいとき、「がんばる」のが難しいとき、
まずは「緑を感じる」ことからはじめるのはいかがでしょうか。

観葉植物をひと鉢、家に迎えてみる。
休日、公園をぐるっと散歩してみる。
ベランダでお茶を飲みながら、遠くの木を眺めてみる。

そんな小さな工夫が、体と心をじんわり整えてくれるはずです。

永田京子(ちぇぶら)