更年期からの「若作り」は健康によいですよ、という話
40代からの無意識のブレーキありませんか?
「この服、ちょっと派手かな…」
「ピンクとか赤って、もう年齢的に厳しい?」
「若作りしてるって思われたら恥ずかしいし…」
40代を過ぎた頃から、どこかで「年相応」の見え方を気にして、選ぶものが変わってきた。
地味な服、無難な色、誰にも突っ込まれない安全地帯へ。
周囲の目を気にしながら、「私らしさ」より「浮かないように」が優先されていく。
でもその結果、なんとなく気分が落ち着かない、元気が出ない日が増えていないでしょうか?
実は、見た目が気分と体を左右する
「人は見た目より中身が大事」
それは確かにその通り。
でも、自分の“見た目”が自分自身に与える影響について、考えたことはありますか?
心理学の「メラビアンの法則」では、私たちが受け取る印象のうち、
・視覚(見た目・表情)が55%
・聴覚(声の調子)が38%
・言葉の内容はわずか7%
この法則は、他人に対してだけでなく、自分自身にも働きます。
つまり、鏡に映る自分の姿が、「なんか今日の私、イケてる」と思えたとき、脳が前向きなスイッチを入れてくれる。
逆に、「老けたなぁ」「疲れてる…」と思えば、脳はどんよりモードになってしまいます。
若作りには、実は“健康効果”がある
ここでひとつ、お伝えしたい大事なことがあります。
40代からの若作りは、見た目だけでなく、健康にも良い影響を与えるということ。
たとえば、以下のような科学的根拠があります:
● ポジティブ感情は免疫力を高める
ポジティブな気持ちになると、ネガティブ感情によって高められた,嫌な気分や心拍率,血圧などの自律神経系の亢進を,素早く元に戻す元通り効果、「今日の自分、ちょっとイイ感じ」と思えることが、病気予防にもつながっているのです。
出典:undoing effect, Fredrickson & Levenson, 1998
● “自己効力感”は老化を遅らせる
「自分にはできる」「まだまだいける」という感覚を持っている人は、認知機能の低下が遅く、幸福度も高いという研究結果があります。
若作りで自信を持つことは、まさに自己効力感そのものです。
外見に関心のある人ほど健康意識が高い
高齢者自身や他人のファッションや流行に対して関心の高い高齢者は、関心の低い高齢者と比較して、積極的に町内会活動やボランティア活動などの社会活動に参加していることが分かりました。
さらに、活動能力も高く、メンタルヘルスが良好であること、人生に対する生きがい感が高いことが報告されています。
都々逸で出会った、90代の“おしゃれな革命家”たち
私は最近、「都々逸(どどいつ)」という日本の伝統的な詩を習い始めました。
そこに通っているのは、70歳から90歳近い人生の大先輩たち。
そして、その皆さんがとにかく華やか。
鮮やかな羽織、光るピアス、鮮明なリップ。
歳を重ねても、おしゃれを楽しみ、背筋を伸ばして生きる姿に、私は衝撃を受けました。
若作り=誰かのためじゃなく、自分の気分を整えるもの
たとえば:
髪を整える
色のあるトップスを着る
眉を描いてみる
好きなピアスをつけてみる
そんな小さなアクションでも、
「今日のわたし、なんかイイ感じ」と思えた瞬間に、心と脳と体は動き出します。
「気力が出ない日」もある。だからこそ、少しだけ整えてみる
更年期は、体も心も揺らぎやすい。
「今日は鏡を見るのもしんどい」「化粧なんて無理」そんな日も当然あります。
だからこそ、できる日に、できることを、できる範囲で。
パジャマから着替えた、眉毛をかいた、前髪を整えた。それだけで、十分です。
「若作り=恥ずかしい」というのは思い込みかもしれません。
外見を整えることは、「わたしをごきげんにする選択」のひとつです。
若作りは、誰かに“若く見せる”ためではなく、
「まだまだいけるぞ」と、自分に教えてあげる行動です。
それは、科学的にも裏付けられた、心と体を整える「ごきげん習慣」です。




