台湾で本格的な薬膳料理！更年期からの２つの漢方【正一堂養生膳食坊と迪化街へ】

こんにちは！更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。

先週、台湾に行ってきました。

台湾といえば、漢方や薬膳が生活の一部になっているほど、健康への関心が高い国と聞きます。

今回、台湾の知人に通訳•翻訳してもらいながら、漢方や薬膳をいろいろ教えてもらってきました。

そこで、台湾で訪れた本格的な薬膳料理のお店や、生薬が売っている問屋街でよく配合されている更年期の体調管理にオススメな２つの漢方をご紹介していきます。

①免疫力アップ【十全大補湯】

十全大補湯（じゅうぜんだいほとう）は、体が弱っている時、免疫力をアップさせたいとき、病気のあとの十度の不調、貧血、肌の乾燥などに効きます！

よく日本では、名前に十がつくので10種類の生薬が含まれると言われていたり、本当に10種類の生薬が混ぜられていますが、こちらでは、もっと多くの生薬が配合されています。
台湾では、薬膳キッドのような形で売っているんですが、表示をみると20種類以上の生薬がズラリ…。
名前の由来はというと、気と血、韻と陽、外と内といった、どの方向にも栄養を与えて病気を“全快”させることから、十全大補湯（じゅうぜんだいほとう）と名前がつけられたそうです。

台湾のお店で注文した薬膳スープ（メニュー：十全加味）は、
………ま、まっ黒！！！

薬膳料理屋さんでのメインの成分は、
・当帰（とうき）
・川芎（せんきゅう）
・芍薬（しゃくやく）
・黄耆（おうぎ）
・茯苓（ぶくりょう）などと書いてありました。

わたしは、猴頭茹（ほうとうくう） / 英語ではモンキーヘッドマッシュルーム / 日本ではヤマブシダケのキノコ入りにしました。お肉みたいな食感です。おいしい！

スープは、味は苦味がありましたが、香りも味も、体に効く〜という感じがしました。
この苦味は何かと聞いたら、川芎（せんきゅう）という生薬だそうです。これから紹介しますが、女性の健康や月経関連のさまざまな不調にいいものなので、さまざまな薬膳につかわています。

十全大補湯（じゅうぜんだいほとう）は、日本では漢方薬として顆粒タイプで販売されています。台湾では、薬膳キッドのような形で売っています。安いもので110〜300台湾ドルで発見。なので、日本円だと500〜1500円くらいでしょうか。
お茶にしてもいいし、キノコや鶏肉、お野菜をいれてスープにしても美味しくいただけます。