こんにちは。NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
更年期の代表的な症状といえば、ホットフラッシュ!
【よくあるご相談】
「時間も場所も関係なく、突然汗が吹き出る」
「体温の調節がうまくいかない」
「過剰な汗で周りからも心配されるのが二重につらい」
など、ホットフラッシュに悩まれる方は非常に多いです。
そこで、今回は更年期によくある、
「ホットフラッシュ」について、原因と対策ケア方法をご紹介していきます。
<この記事の内容>
・ホットフラッシュとは?
・【対策1】汗を一瞬で止めるツボ
・【対策2】落ち着く呼吸法
・【対策3】備えて安心!便利グッズ
・ホットフラッシュの後に注意するべきこと
・症状を軽くする生活のコツ
ホットフラッシュとは?
更年期の代表的な症状「ホットフラッシュ」。
主に上半身(胸から頭にかけて)が突然熱いと感じて、急に顔がほてったり紅潮したりする症状です。更年期の自律神経の乱れから、暑くなくても、「暑い」と脳が勘違いをしてしまい、驚くほど汗をかいてしまうことがあります。
困ったことに、ホットフラッシュは、時間や場所を選ばずに、何もなくても起こります。
さらに、汗は見えるので、周りから見ても更年期の症状だとわかるのがツライ!
特に緊張した時や、強いストレスを感じた時にはよりホットフラッシュが起こりやすくなります。
【対策1】顔の汗を一瞬で止めるツボ
「更年期だから仕方がない」よりも「自分でも何かできることがある」だと、心の余裕が変わるものです。そこで、今回はいくつか対策ケア方法をご紹介していきます。
1つ目は、「一瞬で顔の汗を止めるツボ」をご紹介します。
■屋翳(おくえい):バストトップと鎖骨を垂直に結んだ中間地点。2分程度押す。
■大包(だいほう):ワキの下にあるツボ。みぞおちから水平に、脇の真ん中から垂直に下りて交わるところ。ワキの下にあるツボです。両手の指を開いた状態で手を組んだときに、丁度、中指くらいの位置にある。
オフィスなどで、周りからバレないように押したいという場合は、腕組みをしたフリをしてツボを押すことができます^^
ただこれらのツボは、普段使いをするというよりは、仕事中などで「今、顔に汗がでたら困る! 」というシチュエーションの時の秘策として行うのがおすすめです。
というのも、人の体はよくできていて、半側発汗(はんそくはっかん)といって、どこかの汗を抑えると別の部分で汗をかくのです。このツボでは、顔や脇の汗は抑えられるのですが、他の場所に汗をかくことがあります。
メイクが汗で流れ落ちると困る、舞妓さんや、舞台俳優さんなどは、帯をこのツボが押されるように巻いて、顔の汗を抑えているそうですよ。よければ参考にされてください。
【対策ケア2】リラックスする呼吸法
ホットフラッシュは主には、自律神経の乱れで起こります。特に緊張した時や、強いストレスを感じた時にはよりホットフラッシュが起こりやすくなります。
そこで、ご紹介したいのはリラックスする呼吸法です。
ポイントは1:2で呼吸をします。
吸った時間の2倍の長さで、息を吐く呼吸法です。
ゆっくり息を吐き出すことで、自律神経を整えて、ストレスの軽減に繋がります。
さらに余裕が出たら、呼吸と連動させて首を上下に動かしてみてください。首の後ろにある、自律神経の副交感神経の根っこが刺激されて、さらにリラックスできますよ☆
【対策ケア3】備えて安心!便利グッズ☆
ホットフラッシュは時間や場所を選ばずに起こります。外出先で起こったらどうしようと不安になる方もいるのではないでしょうか。そこで、ホットフラッシュ の対策として「準備していてよかったもの」を、女性たちに伺いました☆
「いざという時でも大丈夫」備えがあると、心に少し余裕ができます。
手持ち扇風機
ホットフラッシュ対策として、手持ち扇風機や扇子で顔に風を当てる!という回答がトップでした。
充電式のものだと、電池のものを持ち歩くよるも軽くて、さらに、手持ちもできるし、自立もできるものだとオフィスで便利!デスクワークしながらでも風を浴びられる、という声も。
2020年モデル HandFan
↑こちら180度に折り畳んで自由に角度を調整できる。風力も調整可能。さらにいざという時のモバイルバッテリーとしても使えるという、優れものです!!夏の卓上でもあると便利。
アイスノンや冷感マフラーを持ち歩いて首に当てる
先輩方にきき、ホットフラッシュ が起きたときの対策として多かった回答はアイスノンや冷感マフラーでした。重くなくて持ち運びもしやすいそうです。夏の熱中症対策にも!
クールタオル 冷却タオル Eco de クール 濡らさなくても冷たい
↑今は、濡らさなくても冷たいタオルもあって便利!
カーディガンなど脱ぎ着しやすい服と簡単な着替え
かんたんに脱ぎ着ができて、体温の調節ができるようにカーディガンなどの羽織れるものがあると便利。また汗をかいたあとには身体が冷えます。荷物が増えてしまいますが、肌着だけでも着替えがあると安心です。
ハンカチや汗拭きシートを持っておく
ビオレu 全身すっきりシート <徳用> 10枚入×2個セットホットフラッシュ の後は、脱水症状に注意!
暑くなくても、「暑い」と脳が勘違いをしてしまい、驚くほど汗をかく、ホットフラッシュ 。汗をかいたあとは、体の水分が出て行ってしまっているので、「脱水症状」には要注意です。こまめに水分補給をしましょう^^
また、更年期のホットフラッシュだと思っていたら、甲状腺の異常であったり、血圧に問題がある可能性もあります。不安な不調が続く場合は、婦人科で検査してもらうことが大切です。
運動でホットフラッシュ の症状は軽くなる
イギリスのリバプール・ジョン・ムーア大学の研究で興味深いものがあります。40代、50代の女性が週に3〜5回の30分から45分程度の軽く汗を各程度の運動を続けることで、ホットフラッシュのほてりの数が大幅に減って、ほてりの強さも非常に軽く変わったという研究結果が出ています。
ホットフラッシュにかかわらず、運動することはおすすめです。
私も、地元で幅広い年代の方々対象のエクササイズのサークル講座を担当していますが、みなさん、みるみる顔色が良くなり回復されていらっしゃいます。
運動のメリットは計り知れないので、座りっぱなしの生活が多い方は、まずはテンポよく、歩くことからはじめてみるのがオススメです。
というので、ホットフラッシュ完全マニュアルをお送りしました。
「更年期だから仕方がない」よりも「自分でも何かできることがある」だと、心の余裕が変わるものです。様々な対策方法、試してみてくださいね☆
また、YouTube「ちぇぶらチャンネル」では、「更年期」をテーマに、あなたがご機嫌に健康に快適に過ごしていけるような情報をアップしています。チャンネル登録をして、日頃の健康づくりにお役立てください。それではまた、お会いしましょう!!
永田京子(NPO法人ちぇぶら代表理事)
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