更年期からの「疲れない習慣」#18
40代にさしかかると、気づけば「なんだか疲れやすい」「前より気力が続かない」と感じることが増えてきます。更年期はホルモンの変化だけでなく、人生の折り返し地点として心のあり方も問われる時期。そんな時こそ、日々の習慣を見直し、無理をせず、心と体をいたわる方法を取り入れたいものです。
寝る前に自分に感謝
一日の終わりに、自分自身に「今日も私は頑張ったね」と優しく声をかけてみましょう。
忙しい日々の中で、私たちはつい他人の評価を気にしてしまいます。「誰かに認められたい」「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むこともあるでしょう。でも、本当に大切なのは、他者の評価ではなく、自分が自分をどう思うか。
どんなに小さなことでも構いません。朝、ちゃんと起きて顔を洗った。仕事をこなした。家事を頑張った。子どもや家族に笑顔で接した。どんな一日だったとしても、その中には必ず「今日の私、よくやった」と言えることがあるはずです。
「よく頑張ったね」「えらかったね」「今日もお疲れさま」
そう言葉に出して、自分をねぎらってあげる。そうすることで、心はふっと軽くなり、安心感が生まれます。
自分を承認することが活力につながる
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むと、心は疲れてしまいます。でも「今日の私、花丸」と思えるだけで、不思議とエネルギーが湧いてくるものです。
他人からの承認を求めるのではなく、自分が自分を認める。それができると、余計なストレスを感じることなく、毎日を穏やかに過ごせるようになります。
心が温かくなる習慣を持つことで、更年期の疲れやすさを和らげ、前向きな気持ちで日々を送ることができます。今日もあなたは、よく頑張りました。安心して眠りにつきましょう。
永田京子
最後までお読みいただきありがとうございます。
★講演・執筆・取材のご依頼はお問い合わせからお願いします。